映画の部屋

 

このコーナーでは私、DREAMER TOTTORI管理人が、

ジャンル・年代など無関係に

独断と偏見で選んだ映画をご紹介します。

 

ミュンヘン

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出演:

エリック・バナ ダニエル・クレイグ キアラン・ハインズ マチュー・カソヴィッツ ハンス・ジシュラー

監督

スティーブン・スピルバーグ


作品解説:amazon.co.jpより

1972年のミュンヘン五輪。パレスチナ人ゲリラが11人のイスラエル選手を人質にとる。結局、人質は全員死亡。スピルバーグ監督が歴史の暗部を直視した本作は、その後、イスラエル側による報復作戦にフォーカスが当てられている。暗殺グループとして組織された5人の工作員が、事件に関与したとされるパレスチナの重要人物を標的に、ヨーロッパ各国で暗躍。次々と彼らを暗殺していく。
スピルバーグの視点は、あくまでもニュートラルな立場を貫き、イスラエル、パレスチナのどちらかに肩入れすることはない。実際のニュース映像も挿入した五輪の事件や、前半の暗殺シーンは、徹底してリアルで、ときには過剰なまでのグロテスクな描写もある。中盤からは、立場が変わって命を狙われる工作員の心理ドラマが観る者を圧倒。報復の虚しさが伝わる展開になっている。工作員のリーダーを演じるエリック・バナが、その葛藤を全身全霊で体現。ラストシーンはニューヨークなのだが、その風景に追加された「あるもの」の映像もまた、終わらない報復の悲劇を訴えているようだ。(斉藤博昭)


管理人のコメント:

ミュンヘンオリンピックでの出来事を再現したこの作品は映画関係者に留まらず、世界中の様々な国々で賛否両論の物議を醸した。特にイスラエルでは、テロリストを人間的に描き過ぎるとしてスピルバーグに対しての避難中傷が巻き起こった。スピルバーグはユダヤ人であるが同民族からのこうした非難の声が上がることを承知しながらも、長年にわたり描きたかったテーマだあったという。スピルバーグ監督の葛藤の中で生まれたこの作品を是非ご覧ください。

 

パッション

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出演

ジム・カヴィーゼル モニカ・ベルッチ マヤ・モルゲンステルン

監督

メル・ギブソン


作品解説:amazon.co.jpより

メル・ギブソンが構想12年、私財を製作費に充て、イエス・キリストの最後の12時間を、できる限り史実に従って描いたという渾身の一作。神を冒涜しているという罪で捕らえられたイエスが、ローマ帝国の総督ピラトのもとに連行される。ピラトは民衆の声に押され、イエスを十字架に掛けると判決を下す。イエスは拷問を受けた末に、十字架を背負ってゴルゴダの丘へと歩いていく。
衣装やセットで紀元1世紀のパレスチナを再現するのはもちろん、アメリカ映画としては珍しく、全編が当時の言語(アラム語とユダヤ語)で展開される。さまざまな器具を使った拷問シーンや、手足に釘を刺す十字架への張り付けは、目を覆いたくなるほどの生々しさだが、より恐ろしいのは、噂や表面的な事実によって、ひとりの人間を標的にする群集心理。これは、現代のわれわれの姿と二重写しになっていく。イエス役のジム・カヴィーゼルは、悲しみとゆるしの両方をたたえた表情が絶品。監督ギブソンのパワフルな演出力が画面の隅々まで発揮され、ゴルゴダを俯瞰するカットなど映像もすばらしい。バチカンやユダヤ人社会などに波紋を与えた本作だが、むしろキリスト教に疎い日本人の眼から観た方が、映画としての感動と衝撃をストレートに味わえるかもしれない。(斉藤博昭)


管理人のコメント:

賛否の別れる問題作。拷問シーンがあまりに残酷でその印象で作品が語られるのは仕方がないのかもしれないが、監督のメル・ギブソンがこの作品に込めたメッセージは深い。この作品では紀元1世紀のパレスチナが描かれているが、人類が常識とか正義、政治とか宗教の前でどれほど冷酷で残酷なものなのか。そして、現在世界各地で起きているテロや紛争を見る限り、我々はそれらに対し未だにいかに無知で幼稚であるのか。思い知る必要がありそうです。

 

羊たちの沈黙

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出演

ジョディ・フォスター  アンソニー・ホプキンス スコット・グレン テッド・レビン

監督

ジョナサン・デミ


<ストーリー>:amazon.co.jpより
女性を誘拐し、皮を剥いで殺害する連続殺人事件の捜査を任命されたFBI訓練生のクラリス。彼女に与えられた任務は9人の患者を惨殺して食べた獄中の天才精神科医レクター博士に協力を求め、心理的な面から犯人に迫ることだった。レクター博士は捜査に協力する代償に、彼女自身の過去を語らせる。息詰まる心理戦の果てに導き出された答えとは???


管理人のコメント:

1991年アカデミー賞主要5部門受賞(作品賞/主演男優賞/主演女優賞/監督賞/脚色賞)。この種の作品がアカデミー賞に選ばれるのは異例と言えるでしょう。サイコサスペンスとしては世界一有名な映画かも知れません。この作品をきっかけにプロファイリングという言葉が大流行(?)し、類似作品が次々と登場しました。日本の映画やドラマにもちょくちょく登場しますね。しかし、キャスト、ストーリー、脚本、クオリティーともオリジナルに匹敵するものはないでしょう。この作品のモデルになったロバート・K・レスラーの著書もたくさん出版されていました。また、「タクシードライバー」など数々の映画に出演していたジョディ・フォスターが、この作品で女優としての地位を不動のものにしたと言っても過言ではないでしょう。アンソニー・ホプキンスの怪演も◎。

 

ユージュアル・サスペクツ

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出演

スティーヴン・ボールドウィン ケヴィン・スペイシー ガブリエル・バーン チャズ・パルミンテリ ケヴィン・ポラック

監督

ブライアン・シンガー


<ストーリー>:amazon.co.jpより
コカインの取引現場を何者かが襲撃し、密輸船が爆破して大量のコカインと9100万ドルが消えた。警察は唯一の生存者キント(ケヴィン・スペイシー)の尋問を始める。キントは、事件の黒幕は誰も顔を知らない大物ギャング、ソゼだと語り、彼がキートン(ガブリエル・バーン)ら5人のワルを集めて襲撃させたというが…。
ブライアン・シンガー監督の出世作となった傑作犯罪映画。登場人物に善人などは皆無で、ピカレスク要素を漂わせつつもどこか閉塞的な心理サスペンス・ミステリーが繰り広げられていく。一癖も二癖もある個性派を集結させてのキャスティングも素晴らしい。アカデミー賞助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)およびオリジナル脚本賞を受賞。またシンガー監督は本作が認められて「X-MEN」シリーズの監督に抜擢されることにもなった。(的田也寸志)


管理人のコメント:

知る人ぞ知るこの作品だが、あまり説明したくないくらい面白い。全編謎だらけのこのストーリーに解説を加えると、面白さが半減してしまいそうなので観ていただくしかありません。あの人の演技、あのシーンの意味、解説したいができません。この映画についてはいろいろ書きたいけど書けないんです。観ればわかります。ここまで書いたコメントも消してしまいたいくらいな面白さなので是非…。

 

 

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